この作品は映画「死の接吻」「ブラジルから来た少年」などの原作で知られるアイラ・レヴィンが1978年に発表した戯曲です。78年にブロードウェイで開幕すると大好評を博し、82年まで1800回超のロングラン上演を果たしました。また同82年には映画化、マイケル・ケインの主演で映画も大ヒットを記録。以来舞台版は世界各国で上演され、今なお時代や国を越えて愛され続けております。

このたびの舞台化にあたり、数々のドラマや映画、そして舞台を手がけるごとに大きな注目を浴びるヒットメーカー福田雄一が翻訳・演出を手掛けます。
出演には片岡愛之助、橋本良亮（A.B.C-Z）、高岡早紀、佐藤仁美、坂田聡といった人気と実力を兼ね備えた充実のキャストが実現！

ものがたりの舞台はブロードウェイの劇作家シドニー・ブリュール（片岡愛之助）の自宅。シドニーはかつてミステリー劇を大ヒットさせていたが、今や4作連続の失敗。妻マイラ（高岡早紀）のなぐさめにもすっかり気落ちしていた。

そんな彼のもとにクリフォード・アンダーソン（橋本良亮）という教え子から処女作「デストラップ」という脚本が届いた。その作品の質の高さにシドニーはクリフォードを殺害して作品を奪う決意をするのだが。

そこに謎めいた予言をする霊媒師ヘルガ（佐藤仁美）、一癖ある弁護士ポーター（坂田 聡）も加わり、事態は思わぬ方向に・・・。どんでん返しにつぐどんでん返し、巧みな伏線と見事な構成。そしてものがたりは衝撃的なクライマックスを迎えます！